PM2.5がもたらす健康被害の可能性

「PM2.5」にはどのような健康への影響が懸念されていると言うのでしょうか。

まず、PM2.5は、「粒子状の物質」のことです。2.5マイクロメートルという、非常に細かいサイズの粒子ですから、呼吸とともに体内に入ると、肺の奥まで侵入してしまうリスクがあると言われています。肺の奥まで侵入した場合、排出が困難です。

人間の体にはもともと不要なものを排泄する機構が備わっていますが、あまりに細かい粒子のため、相当の時間を要します。そのため、粒子が肺の奥の細胞を傷つけそれらが一定の疾患や炎症を引き起こす原因になると懸念されているのです。

加えて、PM2.5は単純に粒子状物質のサイズを基準に規定されたものであり、様々な成分を含む粒子状物質です。ですから、中には、人体に取り込むと有害と思われる成分も紛れている場合があります。

例えば工場排気などに含まれれるばい煙や、ディーゼルエンジン搭載車の排気ガスなどです。ばい煙とは、「スス」と呼ばれる、燃えカスの黒い粒子を指し、なかには発がん性が報告されているものもあります。また、ディーゼルエンジンの排気ガスについても、複数の実験で発ガン性が確認されています。

したがって、PM2.5の粒子の大きさや、そこに含まれる一部の成分が、様々な健康被害を引き起こす原因となりうる事が懸念されているのです。

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